サッカー元日本代表監督 岡田武史さんの話
2月です。今週は一段と寒いうえに日経平均が大暴落して1,000円を超す下げとなり、懐具合までも寒くなる状況です。嫌ですね。ようやく株価が戻ってきて季節もあたたかくなる・・・・と思ってたのに、うまくいきません。せめて平昌オリンピックは盛況に観戦したいです。
ところで去年、サッカー元日本代表監督の岡田武史さんの講演を聞き、その話を披露するといいながらできてなかったので、今月はその話をします。前回のおさらい「ルールにして決めごとをやらせるのではなく、モラルを高め自らやるようにする」。自分でも実践するようになりました。今日は岡田監督が選手に共有させたい6つのキーワードの話をします。
■ENJOY:サッカーを始めた頃の楽しさを忘れないこと。わくわく感があると練習も楽しい。けれど本当の楽しさを知るためには自分の責任でリスクに挑戦しなければならない。
■OUR TEAM:自分のチームという意識を忘れないこと。監督でもキャプテンでもなく、自分がチームを導くという覚悟をもつこと。誰かがやってくれると思っていたら、みんなが誰かがやってくれる・・・と思っているので、何もできない。要は勝てない。
■DO YOUR BEST:勝利への執着心を常に持ち、全力を尽くすこと。練習だから負けていいという姿勢からは何も得られない。勝つためにベストを尽くすから、負けても得るものがある。
■CONCENTRATION:過去を悔やんだり先の心配をするのでなく、今できることに集中すること。
■IMPROVE:常に前向きに進歩する努力をする。進歩は決して右肩上がりの直線ではなく、波を描くもの。しかし、その底にいるときに深くしゃがみ込むからこそ、より高く飛べる。
■COMMUNICATION:お互いを認め合うために意思疎通をする。
サッカーだけでなくどんな職業にも当てはまることですね。私もこの言葉を手帳に書いて、ときどき読み返しては、今はどうなんだと自分に問いかけています。
最後に岡田武史さんが言われたことで強く印象に残ったことを披露します。強い組織をつくるためにリーダーに最も求められることは、「自分が自信を持って決断するために腹をくくること」だそうです。これを言えば周りはどう思うか、どんな批判がくるか、そんなことを恐れていては決断はできない。腹をくくられるか否かだということです。こうありたいですね。