相続税を納める人が増えてます。
平成27年の相続税改正では「基礎控除」が減額されました。その結果、相続税を納めなければならない人が増えました。基礎控除って何?と思ったかたは、相続税のかかる最低ラインだと思って下さい。
この基礎控除、改正前は「5000万円+相続人数×1000万円」でしたが、改正後は「3000万円+相続人数×600万円」と減額されたのです。
例えは、相続人が3人だとすると、改正前は「基礎控除5000万円+3×1000万円=8000万円」だったのが、改正後は「基礎控除3000万円+3×600万円=4800万円」となります。
この結果、相続税を納める人が増えましたし、これまでも相続税を納める必要があった人も、基礎控除が減った分に相続税がかかるようになります。つまりは納める相続税が増える。
国税庁が公表した平成27年の相続税の申告数は103,043人、平成26年は56,239人ですから大幅に増加しています。もちろん数だけでは比較できません。1年間に無くなった方の数のうち、相続税申告書を提出した方の数を率で表すと、平成27年は8.0%、平成26年は4.4%。倍近くですね。
自分には関係ないと思っていた方、もしものときに備えて、ちょっと試算してみませんか。
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