記憶に必要なこと
年齢を重ねるとともに記憶力が衰えると感じていらっしゃる方は多いのではないでしょうか?私もその一人です。しかし、年齢とともに考えなければならないことが多く、日々仕事に追われていっぱいいっぱい。とても全部は覚えていられない。それで思ったんです。記憶力は年齢とともに衰えるだけでなく、やらなければならないことに日々追われ、それを覚えていなければならないので、重要でないことは忘れていくようになっているのだと。頭の中で無意識に、これは重要ではないと判断して、さっさと記憶から消し去るのだと。そう思っていたら、同じようなことを言ってる書物を見つけました。
情報はまず、脳の「海馬(かいば)」という部分に仮保存され、2~4週間はそこにとどまるそうです。その間に3回以上使われると、脳がこれは重要な情報だと判断し、「側頭葉(そくとうよう)」というところに移動させるそうです。側頭葉に移動した情報は、記憶としてなかなか忘れないとのこと。つまり、記憶として残したいなら、最初に情報をインプットしてから2~4週間の間に3回以上使わないといけないわけです。本を読んだらその内容を誰かに話す、感想文を書く、といったように「アウトプット」することが大事。記憶とはインプットすることだと思っていたら、どうやらそれは間違いで、記憶を維持するにはアウトプットが重要なんだということでした。そういえば学生のころ、試験勉強では暗記しましたが、覚えたてのことを紙に何度も書いたものです。あれがアウトプットとなり記憶できたのでした。今はやらないですね。やらないと・・・・努力の足りない私です。